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反転授業とは、オンライン講義の発達により注目されている学習方式です。従来の学校や予備校、大学の講義とは違い、初学者がオンラインの講座を聞き、それを繰り返し学習した上で、わからないところを教室で先生に聞く、という形をとるものです。

初学者がまず講義を聞いて板書を取る、という従来のスタイルがいかに効率が悪い学習方法であるのかは、痛切に感じるものでした。教科書もあまり理解できていない受験生が講義を聞いても、板書に追いつくことで手一杯になってしまうからです。そのような旧態依然とした授業形式に対して、オンライン講座の充実という技術的進歩からも反転授業が注目されつつあります。

一方で何も映像授業を見させるだけが反転授業ではないとも嚮心塾では考えています。この「反転授業」の流行はすなわち、自学自習をしていく中で自分が困難に陥ったところを教師の助けを借りて乗り越えていく、という「自学自習」「寺子屋方式」という以前からの勉強方法の再評価という側面もあると思っています。

そして、その自学自習は実は受験においては、上位の進学校に通う受験生ほどに大切にしています。一方で「自称進学校」であればあるほどに小テストや課題、ノート提出によって生徒の時間を奪い、ないがしろにしてしまいがちです。それぞれ違う弱点をもつ受験生のニーズを全て満たす講義はどのようなカリスマ教師にもできないため、このような講義ベースのカリキュラム、というのは高校であれ、予備校であれ、どうしても個々の受験生の学習効率を犠牲にしてしまいます。

一方で、この自学自習にも、いくつか問題点があります。

①どの教材が自学自習に最適であるのかを受験生本人が判断し難い。

②どれくらいの達成度で次の教材にステップアップしていくかの判断が受験生本人には難しい。

③ペースの管理が自分任せだと、どんどん遅くなってしまう。

④必要な科目の内、どれをいつから勉強するかの判断(たとえば理系にとっての国社・文系にとっての数理)が難しい。

⑤自分の勉強のつまずきがどのような原因からきているかの分析が難しい。

などです。

これらに対して、嚮心塾では、

①→全ての教科の教材選定を塾で行う。同じ志望校を目指す子であっても一人一人の勉強の手応えを随時チェックし、必要な教材を変えたり、減らしたりという調整を行う。

②→そもそも各教材を進めていく際に、その教材についてどのような達成度を目指すのか、について説明していく。その上で、達成度を過去問演習を通じてチェックしていく。

③→目標のペースをこちらで設定する。その上で定着度に応じて微調整を行う。

④→どの教科をいつから勉強すべきであるかについて、一人一人の事情を勘案して、適切な時期を提案していく。

(特に各教科の完成度のバランスは受験において最重要事項です。受験生はどうしても自分が得意な科目の勉強に偏りがちで苦手な科目は避ける傾向にあるため、この全教科の勉強のバランスを考えることが合否を決めます。)

⑤→一人一人の勉強のつまずきを教師が分析するだけでなく、それを生徒と話し合いながら一緒に分析していくことで、受験生本人にも自分がどのような点を見落としがちか、どのような点をおろそかにしがちかを分析する力を高めていく。

というように指導しています。

(上に挙げた中でも特に④は重要です。一人一人の受験生に全教科の進み具合をチェックしながら勉強時間の配分を指示する、ということだけでも高校や予備校でやれていれば、もっと受かると思うのですが…。)

嚮心塾からは難関大学への合格者は多いのですが、合格した受験生のうち、最初から難関大学に勝負できる力があったケースはほとんどありません。まったくゼロの状態からでも、適切な方法と必要な量の努力を積んでいけば、この方式でそれだけの力がつきます。この結論に関しては、10年以上の試行錯誤の末、自信をもって断言できるところです。

もちろん、この学習方式もまた、決して万能ではありません。そもそも努力をしたくない受験生にとっては、自学自習のサイクルに入るまでが一苦労です。嚮心塾では「やる気のないものは去れ!」と無責任に言うのではなく、そこも含めて最初から面倒を見ようと思って、教え続けています(そのあたりは当塾の合格体験記を読んでいただければ、最初は勉強への意欲が低かった受験生がいかに多いか、がわかっていただける(!)かと思います!)。

モチベーションが低い子も、高くても力をつけていくための方法がわからない子も、今の状態からどのようにゴールまでの道筋を設計していくのかのお手伝いをしていきたいと考えております。