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2015年度受験をふりかえって

北海道大学理学部化学科合格(進学先)        E・M(学芸大附高卒)
早稲田大学先進理工学部合格
東京理科大学理工学部合格


嚮心塾に通ったきっかけは、友人の紹介でした。
一浪の時は自宅浪人をしていてある程度は力がつきましたが、苦手だった英語はなかなかできるようにならず、二浪では英語塾に通うつもりでした。
しかし、何軒かの塾を回っても、やることは先生が用意した問題を生徒に解かせたり、文章を読ませたりしているだけでした。これでは「私が英語を克服できない理由」が分からないと思い、英語塾探しには見切りをつけました。全体授業が無くて、基本的には自習をするスタイルであり、必要な時に先生が付き添ってくれるような、なんとも都合のいい塾を必死に探していました。その時に、友人の紹介を思い出し、訪ねてみることにしました。
実際に通ってみて、嚮心塾はまさに自分が求めていた塾だと分かりました。すでに分かっていることを丁寧に教えてもらったり、分からないところ飛ばされたりするような大手の塾と違い、自分に合った参考書を自分のペースで解き進め、疑問が生まれたときはすぐに聞くことができるという、自分本位の勉強ができる塾でした。又、受験生には自分の棚が用意されていたり、飲み水を自由に飲めたりなど、細かいところにも配慮されていてとても通いやすかったです。参考書は市販の物を使用しているので、「この問題解いてみたかった!」と思っていた参考書も解くことが出来たのも、とても気に入っていました。
英語ができなかった理由は、先生に細かい疑問を何度も何度も聞いていくうちにだんだんと分かってきました。例えば、とある文章で使われているasの意味が分からない、というような小さい疑問の積み重ねによって、英語が難しいものとしてインプットされていたのだと思います。夏まではその小さな疑問を洗いざらいにすることから始めました。最初は疑問だらけで、挫けそうにもなりました。しかし先生は嫌な顔一つもせず、全てに対して丁寧に教えてくれました。その勉強によって、夏以降には文章も少しずつ論理的に読み進めることもできました。今まではあてずっぽうで読んでいた、暗号のような文章が、まとまった合理的な文章へと変わっていきました。又、英語を使ってコミュニケーションをとることへの意欲も高まりました。ここまで英語を楽しめるようになるとはと、とても驚いています。
私は受験勉強の傍ら、バイトもしていました。そのため、時間も限られていたし、精神的にも辛いことが多々ありました。その時間を有効活用するために、先生に勉強の仕方を頻繁に相談したり、日々の愚痴を聞いてもらったりすることもありました。先生はとてもフレンドリーなので、困ったことも話しやすく、勉強している間は余計な心配をせずに済みました。
結果的には、第一志望に合格できませんでしたが、苦手へのアプローチの仕方を学び、勉強に対する意欲も付きました。又、できないことをできないと決めつけず、チャレンジしてみる勇気も生まれたように思います。消極的な自分を、後押ししてくれるのはいつも先生だけでした。しかし、それがあったから今自分は色々なことに挑戦していこう、と思えるようになりました。
一年間でしたが、本当にありがとうございました。

慶應義塾大学看護医療学部合格(進学先)          T・A(穎明館高3)
聖路加看護大学看護学部合格

私は、元々塾に通う気がありませんでした。学ぶなら教科書や参考書を見て自分の力で学びたかったし、私個人の考えですが、授業の様にもう一度他人から学びなおすのは時間の無駄だと思ったからです。そんな時、先輩からこの塾について聞き、自分で学び、分からないところを質問するというこの塾のスタイルが自分にはとても合っているなと思い、通い始めることにしました。
私は特に英語が壊滅的に苦手で、他の教科もすべてやり直さなければ全く受験に太刀打ち出来ないぐらいの学力でしたが、柳原先生は何から手をつけていいのか、どの教材を使うべきか、的確に教えて下さいました。だからこそ、自分にとっての最短ルートで学ぶことが出来たのだと思います。
自分では解けない問題を質問した時、先生は私がどこが分からないのかをしっかりとらえて説明して下さいました。私は、他人に説明してもらう際、聞きたいのはそこの説明じゃないんだけどな....と思うことがしばしばあったのですが、先生に質問した時はそう言う事がありませんでした。
また、成績が足りず、学校の先生には諦めた方がいいと言われ、自分でも不安になっていた中、柳原先生はずっと前向きな言葉をかけてくださいました。先生の言葉がなければ、きっと志望学部を受けずに終わっていたと思うし、もっと妥協し続けていたと思うので、先生には本当に感謝しています。結局志望学部には合格することは出来ませんでしたが、自分の受験勉強生活に悔いはありません。
本当にありがとうございました。


 

武蔵野美術大学造形学部建築学科合格(進学先)        O・H(日大二高卒)
多摩美術大学環境デザイン学科合格
長岡造形大学建築・環境デザイン学科合格

僕の浪人生時代を振り返り、まず第一に頭に浮かんだのは自分の逃亡癖の露見ですね。この逃亡癖、かなりのクセ者で、正直なところ苦い受験生時代のことなど何一つ思い出したくもなく、今すぐにでもこのアンケート用紙をグシャグシャと握りつぶし、クズ籠に放り込みたい気持ちで一杯です。ですが、それだと何のための受験勉強だったかさっぱり分からなくなってしまうので、どうにか書いていこうと思います。
今までの人生の中で、僕は努力らしい努力というものをしたことがありませんでした。そんな人間が大学受験、とりわけ美術系大学の受験なんてものをしようとするとどうなるか。白状すると僕は簡単にパニックに陥りました。高校生になるまでにまともにデッサンすらしたことのなかった自分はまず基礎的な鉛筆の使い方から勉強したわけで、これで美術系大学を志望するなんて、どれだけ世間知らずだったのだろうかと今では思っています。美術の分野だとたとえ受験勉強といってもなかなか先が見えず、自分の周りを見れば、自分より才能があるなという人達だけでした。毎日が不安で、自分の努力が正しい方向へと向かっているのかと考えてばかりいました。
こんな状態が長く続くとストレス耐性皆無である僕はどうやら極度のネガティブ思考になるらしく、勉強もデッサンもまともにできなくなり、全力で逃げ出すようになりました。もはや逃げることに体力を使っていたようにも思います。
この逃亡中の自分はとてつもない駄目人間で、時おり勉強していないことを親のせいにもしていたりもしました。もしも柳原先生と出会っていなかったら僕は受験勉強はおろか、人としても終わっていたように思います。嚮心塾に通うようになってからもこの逃亡癖は続きましたが、以前よりもずっと軽いものになりました。この塾では誰もがなり振りかまわず努力していて、ここで僕は初めて努力というものを学ぶことができました。塾での時間は、新しい発見の連続で、今まで自分がどれだけ考えなしに生きてきたのかと恥ずかしさを噛み締める毎日でした。先生からは考えて生きることの大切さを学び、そして先生が勉強面でのバランスを真剣に考えてくれたからこそ、僕もデッサンに集中することができました。
あれだけ尽力して頂いたにもかかわらず、第一志望に合格できず、申し訳ない気持ちで一杯ですが、これからは自分のことを選んでくれた大学でこの塾で学んだ努力を実践していきたいと思っています。
嚮心塾、貴重な時間、ありがとうございました。

 

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